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わたし、という存在の、ユメの旅のものがたり…

独自の世界観で作曲され、お茶会ライヴなどを主催されているヴァイオリニストのあさいまりさんに、今回は幻想的な音楽の秘密についてお話をお聞きしました。

 

 

_____ヴァイオリンを始めたきっかけはなんでしょうか?

父が趣味でやっていたものを受け継ぎました。
父は数学教師なのですが、文学が好きで、その中でも特にイギリス文学が好きでした。特に好きだった作家のコナンドイルの作品「シャーロックホームズ」に憧れていた父は、シャーロックホームズが話の中で趣味にしていることは大体試していたように思います。その中に、ヴァイオリンがありました。
わたしは何でもやってみたがりなところがあるのですが、(今でもそうですが…)父のヴァイオリンレッスンに何度もついて行き、やりたい、とせがんだそうです。

 

 

 

_____シャーロックホームズの趣味は殆ど試しているお父様と、なんでもやりたがりなあさいさん、受け継がれたのはヴァイオリンだけではないということですね!
あさいさんはヴァイオリニストとしての活動歴も様々ですが、ソロ活動のきっかけはなんだったのでしょうか?

4歳からヴァイオリンを始め、小学生頃にはその道へ行く…という風に何となく決まっていました。
音楽科のある名古屋市菊里高校、大学は東京音楽大学を卒業し、卒業後最初は寄せ集めのオーケストラや結婚式、パーティーなどのお仕事をしました。

その後、ご縁があってポップス歌手をしている方のサポートをやるようになり、そのあたりからだんだんとポップスのサポートやレコーディングのお仕事をいただくようになって、現在のお仕事に至ります。

現在は、自宅でのレコーディングや編曲、最近では作曲のお仕事もいただくようになってきました。何でも作れるわけではないので、まだまだ勉強中です。

ソロ活動については、大学卒業当時から今のような活動に憧れていました。
ただその頃は、やり方が全くわからなかったので、「舞台を森の中のような感じに飾って、そこで演じたい」…みたいなことを考えていました。
それだけではなかなか実現できず、月日が経って半ば諦めかけていた頃、お友達のミュージシャンと好きな音楽の話になって、北欧やアイスランドの音楽・ビョークとかシガーロスとかムームもいいよね、なんて話をしていました。その時話していたお友達に、「ライヴやりましょうよ。」と強く進めてもらい、その後押しがあってライヴをやったのが、今の活動を始めるきっかけになりました。

 

4歳からヴァイオリンを弾いていたのには驚きました。音楽についてたくさん学ばれているのですね。

 

 

_____作曲するにあたってはクラシック、教会旋法、ケルト音楽を取り入れているとのことですが、それぞれの特徴や魅力はなんでしょうか?

クラシックは、もうずっとやってきているものですが、奥が深くてまだまだわからないことだらけです。そこが魅力でしょうか。小さい頃からずっと聴いているので、落ち着くというのもあります。
中世の音楽…というと宗教音楽になるのですが、本当に響きが好きです。

高校生の時、学校で中世の音楽、グレゴリオ聖歌について習ったのですが、その時の衝撃を今でも覚えています。透き通るような歌声(聖歌なのでほとんど伴奏なしの合唱曲です)で、鳥肌が立ちました。学校からCDを借りて家に帰り、「グレゴリオ聖歌がいい!」と騒いだのですが、家族からは「何だか気味が悪いな…」と不評でした(笑)。でも、とにかく響きが美しいのです。天に召されそうな、透き通る響きが魅力です。

教会旋法は、現代の音階と違い少し不安定なところがありますが、その不安定さにわたしは魅力を感じます。

ケルト音楽は、最初は「田舎臭い感じがしてあまり好きではない」と思っていたのですが、いざ作曲をしてみると、ケルト音楽に強く影響されていました。なぜか、わからないのですが…。ケルトは妖精の音楽とも言われます。もしかしたら妖精さんの仕業かも…(わたしはフェアリー協会会員で、妖精が大好きです)

 

 

_____それぞれの特徴があさいさんの中でミックスされて、今の独自の音楽ができあがっているのですね。
実際にあさいさんの曲を聴いてみると、幻想的な世界観の曲が多く物語性を感じますが、どのように作曲されているのでしょうか?

わたしは、風景や物語から作曲をしていますが、その方法でしか作ったことがないかもしれません。空想家なので、すぐに物語を考えてしまうところがあり、曲を考えるときは自然と物語を作りながら作曲しています。
あとは…小さい頃からよく変わった夢をよく見ます。その夢をとても鮮明に覚えているので、現実と間違うこともあるくらい(…危険ですね)なのですが、夢では色々なところへ行けますし、夢からインスピレーションを受けることも多いです。
今はなかなか時間がなくて本を読んでいませんが、幼い頃はたくさん本を読みました。特に幻想的なファンタジー、冒険ものを好んで読んでいたので、その記憶もかなり影響していると思います。

 

 

_____作曲の仕方は人それぞれですが、夢の内容が作曲の種になっているなんて素敵ですね。
夢みる〇〇というあさいさん主催のイベントについて教えていただけますか?

『夢みる音楽会』は、物語仕立ての音楽と映像で楽しめるライヴです。
音楽はフルバンドでの演奏で、充実したサウンドが毎回好評です。

全部にきっちりとしたお話がついているわけではないのですが、ナレーションと映像があるので、思い思いに想像しながら楽しんでいただいています。アルバムを1年に1枚作るペースでやっているので(去年はお休みしましたが)、アルバムの内容を中心に、ステージで表現するのがこの夢みる音楽会です。

あさいまりのライヴの中心となるものなのですが、去年はできなかったのでニューアルバムとともに、また開催したいです。

ちなみに映像は、全て主人でCGアーティストのCHA2こと松浦啓文が担当しています。

 

 

 

こちらのお写真はあさいさんからいただいた夢みる音楽会の様子です。

どんな音楽とストーリーが展開されているのか、とても気になります(*´ω`*)♪

 

 

『夢みるお茶会ライヴ』は、もっと気軽に楽しんでいただこうと企画した、アコースティックのイベントですが、まるで中世に流行ったサロンに遊びにきているかのような気分になれるよう、開催場所の雰囲気もこだわっています。
お客様には、おいしいランチを食べていただきながら、ホストのわたしたち(ゲストミュージシャン)が音楽でおもてなしをする、という企画です。

最初はドレスコードを決めていたのですが、なかなか日本では馴染みがないというか、ハードルが高いというお声もあり、最近はドレスコードを定めないことにしています。わたし自身は、そのライヴごとに定めたテーマに沿って、衣装をコーディネートしています。

また、『夢みる旅行社』というファンコミュニティもあります。
こちらは、CAMPFIREというサービスを使っているのですが、夢の旅をもっと楽しく感じていただけるような仕組みを作っています。パトロンになってくださった方々を、このコミュでは「たびびとさん」とお呼びし、たびびとさんにはパスポートとバッジが送られます。メンバー限定特典も多数あり、毎月更新される秘密のページ(鍵がかかっているので、メンバーしか入れません)も、月額500円で楽しめます♪
内容盛り沢山で楽しいコミュニティ『夢みる旅行社』は、「たびびとさん」を随時募集中です。

 

 

 

 

_____音楽だけでなく、物語や空間を楽しめるイベントになっているのですね♪
ライヴの衣装や普段のファッションについて、Twitterの更新を楽しみにされているファンの方も多いと思いますが、オススメのブランドなどはありますか?

昔から原宿ファッションが好きで、今は「ゴシックロリータファッション」と言われているジャンルの服を多く着ています。
このジャンルは、「夢の世界」を表現するのにぴったりですし、中世ヨーロッパ・ケルトなどの世界観にも通ずるところも多いです。

好きなブランドは、たくさんあるので一例ですが、Abilletage(アビエタージュさんAtelier BOZ(アトリエボズ)さん などです。

それから、このジャンルにはたくさんの個人作家さんが活動していて、様々な展示即売会が開催されています。お店を持たない作家さんが数多く出店するフェアのようなもので、一点ものも多かったりするので、その辺りも目が離せません。

 

 

 

あさいさんから、Abilletage(アビエタージュ)さん主催の
パーティー出演者の衣装写真をお借りしました!
ファンタジーの世界から飛び出してきたような衣装でみているだけでワクワクしてきます💕
実は初めてあさいさんにお会いした時にもお洋服が可愛くて少しお話をきかせていただきました。
女性なら一度は憧れるファッションですよね♪

 

_____夢みる旅行社のメンバー限定パスポートとバッジのように、グッズ制作もデザインやテーマをこだわっていると思いますが、これまでにあるグッズでお気に入りのものはりますか?

わたしの活動が、「夢の世界を旅する…」というテーマなので、夢の旅がちょっと楽しくなるようなグッズを考えています。
特に気に入っているのは、「秘密のバラ園ティースプーン」です。
この商品は、曲が元になっていて、秘密のバラ園で開催される妖精と小人たちのお茶会で使われているカトラリーをイメージして作りました。

 

 

こちらが実際に販売されているティースプーン🌹

優雅で上品な気分になれそう✨

 

 

 

 

_____ティースプーンというのが本当に素敵です♪
ちなみに、新しいグッズの制作は考えられていますか?

しばらく曲作りの方に頭が入ってしまっていて止まっていましたが、アルバム曲が揃ってきたら、そのイメージに合わせてグッズを作りたいなと考えています♪
今度は、よりクラシカル雰囲気になりそうで、どんなものにするか考えるのが楽しみです。

 

 

_____BRIDGEでもグッズを販売中ですが、実際に利用してみての印象や今後あったらいいなと思う企画やイベントがあれば教えて下さい

わたしがグッズ作りに慣れていなかったこともあり、いろいろとサポートしてくださり助かりましたし、新しいグッズづくりをまた検討したいです。

イベントについては、今はできない状況なので、オンラインでできる面白い企画があればいいなと思います。

 

_____今はイベントの中止も相次ぎ、中々活動も思うようにできない状況ですので、オンラインでのイベントはとても面白そうです!
最後に、今後の活動情報がありましたら教えていただけますでしょうか。

現在ほとんどイベントはありませんが、動画の配信を最近は少しずつですが始めました。
よろしければ是非ご覧ください。

YouTube / TikTok

 

 

_____お話をきいたうえで動画を拝見すると、さらに楽しみが増えますね♪
貴重なお話をたくさんきかせていただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

あさいさんのグッズはこちらからご覧いただけます👇

https://www.bridge.fan/contents/list.php?aid=12

 

 

 

 

あさいまり

メルヘンヴァイオリニスト。
愛知県豊田市出身。 スタジオミュージシャンとして活動する一方、
メルヘンファンタジーな世界観の独自のスタイルでソロ活動を行なっている。

 

Twitter / Instagram / TikTok / Youyube

 

 

 

 

 

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